【日々のあれこれ、あてどなく。】

ジャンルに捉われず、自由に書いていきます。

新しいライヴ体験。amazarashi「あんたへ」ツアーより。

amazarashi LIVE TOUR 2014「あんたへ」

2014年2月1日(土)東京

@Zepp Divercity Tokyo

 

昨日、上記のライヴに参加してきた。

音源は聴き込んでいたものの、彼らのステージを観るのは今回が初めて。

場内に入って「すげぇ、スモッグ焚いているなー」って思ったけれど、全く客席側に流れてこないので、すぐにそれが薄いスクリーンだと気付く。

 

そして、開演。

メンバーが現れるも、スクリーン越しなので、鮮明に彼らの表情まで捉えることは難しい。

また一般的なライヴでは、ドラム=ステージの一番奥というのが定石だが、例のスクリーンがあるせいかメンバーほぼ横一列に並ぶという、ちょっとシュールな感じw

さらに秋田ひろむさんの声量にちょっと驚きつつ、Zeep Divercity Tokyoの音響のよさに改めて感動。

首都圏にある大きなハコの中ではまだかなり新しいほうだからか、やはり設備が素晴らしい!

 

さて、ここからが本題。

とにかく、ライヴ演出がすごかった!

ステージ前面に張られたスクリーンにMVやオリジナル映像を投影しつつ、その後ろでメンバーが演奏するというスタイル。

曲によっては、前方スクリーンに加えて、メンバー後方(つまりステージの壁面)のサブスクリーンも併用していた。

そうすることによって、不思議な奥行き感が生まれ、amazarashiが持つ独自の世界観へとますます吸い込まれていく。

また、レーザービームや可動式の電飾もフル活用していた。

下の動画を観てもらえれば、イメージしやすいかもしれないが、やはりこれは会場で自分の目で観るに限ると思う。

http://www.youtube.com/watch?v=BtMew3w4vE8

 

 

 

イデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない

(ジェームス.W.ヤング)

 

上記の名言にもあるように、ひとつひとつの演出は今までにも見たことのあるものであった。

しかし、それを上手に組み合わせることで、今までに観たことのないライヴ体験に仕上がっていた。

メイン&サポートメンバーの演奏はもちろんだが、プロデューサーをはじめとする演出陣の本気をみた!

最近だと、サカナクションPerfumeなんかが新しいライヴ(音楽)体験を提供してるなーと思っていたが、amazarashiも間違いなくこの枠に入ると思う。

 

そうそう、客席側もかなり変わっていたということを併せてお伝えしておこうw

いわゆるロッキン系のライヴによくある、モッシュoioiコールが全くないのは音楽の系統が違うから当然と言えば当然だが、驚くべきはみんな棒立ちなのだww

数える程度にリズムをとる人はいたが、もうみんな気持ち悪いくらいに棒立ち。

曲が終わると拍手。

フロントエリアでさえ、観客と観客の間をすり抜けられるくらいにパーソナルスペースがあるという異様さ。

前述の特殊な演出ゆえ、ライヴに来ているのだけど、どこか映画館にいるような感覚もあり、結果このような不思議なオーディエンスが生まれるのだと思う。

この辺りも含めて、一度足を運ぶだけの価値があるステージだと感じた。