ポイントカードとスマホアプリ。
今年の初夏にリリースされた無印良品(以下、「無印」)のスマホ向けアプリ。
新着情報や店舗検索はもちろん、それまでなかったMUJIマイル(ポイントシステム)を導入した。
もともと無印が好きだったので、すぐにダウンロードし、今でもちょこちょこ起動している。
似たような例で、ジャーナルスタンダードなどで知られる、“BAYCREW'S GROUP”(以下、“BG”)も今月はじめにスマホ向けアプリを公開した。
http://www.baycrews.co.jp/app/
スタッフブログやショップインフォメーションを見られるほか、無印同様にメンバーズカード機能(ポイントシステム)を搭載している。
ひとつ違うのは、BGはもともと有形のカードを発行していた点だ。
ブランドごとに発行していたカードが昨年夏ごろにグループ全体で1つに統合され、さらに今回のアプリの登場により、カードレス(無形カード)化が実現した。
そもそも僕はアパレル系のポイントを貯めない派だったが、BGだけは違う。
一昔前から比べればよそのセレクトショップもポイント利用のハードルが下がったが、それでも1年間で数万円以上の買い物をしないと恩恵にあずかれない場合が多い。
1つのショップに縛られて、好きなデザインの服を買えないのは本末転倒だと思うので、僕は今までポイントカードを発行しなかった。
しかしBGの場合は、貯めたポイントを次回以降の買い物で1ポイント単位で使えるというメリットがある。
既に述べたように、BG内においてはブランドの垣根も関係ないし、オンラインショッピングでも共通して使えるという魅力もある。
結果、最近はほとんどBGのブランドで買い物をするようになってしまった(笑)
もちろん品質もよく、オンラインで買っても2日ほどで届くし、買い物画面もZOZO TOWN並みに商品画像が豊富で充実している。
(まぁ、ゾゾを使えよという話ではあるが、そこはブランドへの忠誠心であるw)
閑話休題。
余計なポイントカードは作らないと決めていても、クレジットカードや銀行のキャッシュカードやらで少なからず財布の厚みは出てしまう。
そんな悩みを解決すべく、先月半ばにネットニュースで話題になったのが“Coin”だ。
http://news.mynavi.jp/news/2013/11/18/162/
カード類を1枚のカード型デバイスに集約できるという優れもの。
まだ本国アメリカでも予約受付の段階であるし、いつから日本でも使えるようになるかはわからない。
ちょっと先の未来を想像しつつ、とりあえず今は、前述したようなポイントカード機能内蔵のアプリが増えることに期待したいところだ。
少しでも軽い財布にしたいという気持ちにこれらのスマホ向けアプリは応えてくれていると思うし、同時にブランドロイヤルティーの形成やロイヤルユーザーの育成にも貢献しているとも思う。
無印、BGいずれのケースにしても、企業体力があるからアプリ開発を大々的にできるということはもちろんあるが、今後このような取り組みをする企業がもっと出てきてくれたら嬉しい。
※やはり消費を巡る企業の取り組みは面白いので、また改めてポイントカードやショールーミングに関するエントリーを書いてみようと思う。