【日々のあれこれ、あてどなく。】

ジャンルに捉われず、自由に書いていきます。

古い語感を引きずった人

30代後半くらいの女性と、その夫による会話の断片から。
どうやら、コンサートの日程について話していたようだ。

「来年の(コンサートの)日程、インターネットで引けば、わかるよね。」

そうか、この人にとっては「インターネット=辞書的な存在」なのかと思った。
「検索する」や「ググる」ではなく、「引く」。
頭では「引く」感覚も理解できるけど、デジタルネイティブ(死語)的にはもやもやした気持ちにさせられるフレーズだった。

もちろん、僕も「辞書を引く」という表現は日常的に使うし、そこに全く違和感を感じない。
しかし、名詞が「インターネット」に変わった瞬間、何とも言えない時代錯誤のようなものが漂いだすのだ。


※今回のタイトルに関しては、「コロケーション(2つ以上の単語の慣用的な繋がり方)の問題」とでも書いたほうがよかったのだろう。
しかし、上記の会話を聞いた時に直感的に思い浮かんだのが「古い語感を引きずった人」だったので、そのままを書いてみた。