想像させる言葉「ありあまる富」
今日は椎名林檎の「ありあまる富」を。
僕らが手にしている富は見えないよ
彼らは奪えないし壊すこともない
世界はただ妬むばかり
もしも彼らが君の何かを盗んだとして
それはくだらないものだよ
返して貰うまでもない筈
何故なら価値は生命に従って付いている
椎名林檎の数ある歌の中でも、ずば抜けていい曲。
高校の時の恩師がしきりに「知識は盗まれないし、人に教えても減らない」と言っていた。
ごもっともだ。
雀の涙ほどしか付かない銀行口座の利子に期待して預金するよりも、知識でも体験でもいい、自分のためにお金を使いたいと思う。
同時に、自分の周りにいる大切な人たちのためにも、お金を使いたい。
全て失った時に頼りになるのは、自分の内側にあるものと温めた人間関係だけだと思っている。
教養がなくても生きてはいかれるが、毎日を、人生を豊かにするものが教養であると感じる昨今。
大学から離れ、今までにないほど勉強したい意欲に駆られている。
知的好奇心を失った時、それは文化的な死を意味するのだと思う。
誰もが嫉妬するような、精神的に豊かな人間になりたい。